「侘び寂び」ってよく言いますが、いまいち意味がはっきりわかっていませんでした。
この間YouTubeで偶然上の動画を発見して見てみたら、とてもしっくりきたので紹介しておきます。
侘び
わかりやすく一言で言うと、シンプルイズベスト。
余計なものをすべて削ぎ落として、その物の本質だけの様です。
利休の茶器を想像すれば、感じがわかると思います。
模様や柄などは何もないのに、とても美しいですよね。
ヨーロッパはアール・デコ調の複雑な模様が多いですが、それとは真逆な日本人独特の感性です。
寂び
次は、「寂び」です。
ひとことで言うと、物が経年劣化して汚れたり錆たりした中の美しさです。
不完全な物の中に美しさを見つけると言う価値観です。
例えば新車スポーツカーのピカピカの輝きより、1962年製のホンダ360の方が美しいと思う感じです。
新品のジーンズよりも古着屋のボロボロなリーバイス505の方がかっこいいとかもですね。
まとめ
「侘び寂び」の感じはわかりましたか。
海の向こう側では、結構派手目のデザインが多い気がしますが。
日本には、欧米や中国とは違った美意識が存在します。
すべてをそぎ落とした、シンプルなデザイン。
毎朝通る道のファースト住建さんの建売も、とても侘び寂び感が出ています。
あとぼくが個人的に思っていることなんですが、
初代iPhoneのデザインも、とても侘び寂びの雰囲気を感じます。
曲面のところはまるで能面ように仕上がっています。
スティーブ・ジョブズは侘び寂び好きだったんじゃないですかね。
以上、侘び寂びと最近の建売住宅と初代iPhoneについてでした。
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