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執筆者の写真石田敦也

【不動産小口化商品】

更新日:10月24日

神戸市北区‖鈴蘭台駅前

不動産のダイヤモンドコンサルティング


不動産小口化商品

不動産小口化商品とは?


もっと安全で手間のかからない不動産投資がしたいが、資金が1000万円しかない!


でも、こんな人が1000人集まれば、100億円のオフィスビルを購入できます。


簡単に言うと、これが不動産小口化商品です。


100億円のビルの所有権を1000口にして販売するのです。


ビルの募集や管理は、専門業者に費用を払ってやってもらいます。


つまり、あなたは毎月管理会社から振り込まれる金額をチェックするだけでいいのです。


当然、募集や管理のすべてを任せているので、その分の費用はかかります。


一見いいことだらけのような感じもしますが、実際にはそんなにあまくありません。


メリットとデメリットについて、見ていきましょう。




【相続対策になる!】


不動産小口化商品はJリートと違い、不動産をみんなで共有すると言う形なので相続時に不動産と同じように評価されます。


つまり、土地は路線価、建物は固定資産税評価額で計算され、さらに貸家建付地や貸家評価減の適用も受けられるので、現金でもっているよりかなり税金を圧縮できます。


賃貸用の不動産を実際に購入し運用していくことは、なかなかハードルが高いですが、不動産小口化商品は手が出しやすいので相続対策には有効です。


また、暦年贈与の年110万円の枠内で不動産小口化商品を購入していけば計画的に相続対策が可能となります。


但し、国税局もタワマン節税のように伝家の宝刀を抜くこともあるので注意してください。




【値下がりリスクがある】


みんなで投資用不動産を買って運用していくスタイルなので、当然に不動産価格は市場の影響を受けます。


基本的に不動産価格も株式のように波をうっています。


高いときに買えばいずれ下がる可能性もあると言うことです。


元本が保証されているわけではないので注意が必要です。


また、空室等で運用が上手くいかず、利回りがさがったり収入が減ったりすることもあります。




【まとめ】


個人的な感想ですが、不動産小口化商品のスキームを活用する手法はとてもいいと思いますが、


実際に購入したいような商品があまりないですね。


政令指定都市の大型オフィスビルのような商品はなかなか手に入らないかもです。


郊外のマンションや都心の小規模のオフィスビルは、将来を考えると今買うのはちょっと心配ですね。


相続対策で不動産小口化商品を購入する場合は、手軽さにつられて衝動買いしないように十分注意してください。



以上、Amazonの定期購入がスーパーよりも安くてうれしいダイヤモンド石田敦也でした!










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