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執筆者の写真石田敦也

【嫌われる勇気】

更新日:10月3日


嫌われる勇気

嫌われる勇気


昔に読んだ本の内容って、ほとんど忘れていますよね。

僕の場合は一冊の本で記憶に残っているのは、だいたい1、2個のフレーズだけです。

全く何を書いているのか、覚えていない本もあります。

ただ、”この本よかった! 面白かった。”と言う記憶だけはあります。

なので、たまにYouTubeの本要約チャンネルで記憶を復元するようにしています。

この間、「嫌われる勇気」がふと気になったので、中田敦彦さんをはじめいろいろ本要約チャンネルをみていました。

ちなみにこの本に結構影響を受けていて、「課題の分離」がとても強く印象に残っていました。

YouTubeで記憶を復元していて、他にも「承認欲求と競争意識」と言うフレーズを思い出して、

あっ、つながったと言うことがあったので、、、



承認欲求を捨てる

承認欲求=他者から認めてもらいたい。

アドラーはこれを、”捨てなさい!” と言っています。

承認欲求が強すぎると、他者の考えに左右され本来の自分を見失って、ぶれぶれになってしまう。

ここでピンときたんですが、

BABYMETAL、そうじゃん!!

まあ、みんなにCD売ったりコンサートしたりして収益を上げているので、全く承認欲求がないわけはないですが、

基本、自分たちの好きなようにやっていて、デビュー以降10年間ぜんぜんぶれていない。

普通に考えて、アジアのアーティストが北米と欧州を獲りに行こうとしたら、絶対に英語の歌詞で歌わないと売れないと思いませんか?

聞いているアメリカ人やイギリス人は、ほとんど歌詞の意味を理解していない。

なのに、毎回ワールドツアーのチケットはソールドアウトです。

確かにワールドツアーを初めて行った当初は、コアのメタルファンからかなり叩かれていました。

”まがい物!ギミック!あんなのメタルじゃない!”って、

しかし、BABYMETALはここで何の修正もしていません。

英語で歌うことも、外国のメタルフェスに出演することも、kawaiiも正義だと言い放った。

”嫌われてもいい!BABYMETALらしさを貫く。”いつもこんな感じです。

海外のライブで舞台にペットボトルを投げ込まれたりもしています。

SNSでBABYMETALの悪口を言った人を外国の大物アーティストが叱りつけたこともありました。

”そんなことを言うな、お前は何もわかっていない!彼女たちは最高だ!俺はBABYMETALが大好きだ!”って、


承認欲求が強すぎると、当然他者にどうしたら気にいられるだろうかばかりになって、本来大切なアーティストとしての個性がなくなってしまうんですね。

8割OKみたいなやつです。

彼女たちはそれをうまくコントロール出来ています。


競争意識も捨てろ

競争意識を中心において生きていくと心が疲弊して生きずらくなる。

アドラーはこれも、”捨てなさい!”と言っています。

”常に勝ち続けることは不可能だし、他者より優位性を得ようとするのは不健全だ。”

これもつながってきました。

BABYMETALは誰とも競い合っていないのです。

アイアンメイデンと競っていないし、K-POPのグループとも競っていない。

もちろん日本の秋葉原のグループとも競っていません。

敵もライバルもいないのです。

いるのは、多くの見方だけです。

レディーガガを始め、BABYMETALファンは業界全体に大勢います。

唯一の敵は自分たちだけなんです。アドラーもそう言っています。(健全な劣等感)

楽曲『Road of Resistance』や『KARATE』の歌詞の中に、それを僕は感じます。



最後に、『THE ONE』はまさにアドラーの言う共同体感覚なんじゃないかと、

※『THE ONE』=メタルで世界を一つにすると言う、BABYMETALが掲げるスローガン。

以上、嫌われる勇気とBABYMETALでした。




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