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執筆者の写真石田敦也

人生二度目のスタグフレーション

更新日:9月30日


小学生の時に、『オイルショック』がありました。当時は経済の事なんか全くわかりません。

記憶にあるのは、母と兄・僕でスーパーに行き小銭を渡され、『お一人様1点限りの砂糖』を手にとって各自レジに並び、我が家で砂糖を3袋ゲットしたことです。

『オイルショック』と言うより、『砂糖騒動』と言う記憶の方が強いです。

今は少し賢くなったので、当時の状況を『スタグフレーション』だと言うことが理解できます。


砂糖

【スタグフレーション】

インフレは物の値段が上がることですね。

デフレは逆で、物の値段が下がることです。

スタグフレーションは景気が悪くなるなか、物の値段が上がってしまう、とても厳しい経済状況のことを言います。

普通は、景気が悪くなって物が売れなくなり、値段が下がって行くと言うデフレ現象ですが、ここで物の値段が上がっていくのですから、そりゃ倍大変です。

これが、僕が小学生の時に起こったオイルショック時の経済の状態です。

この『スタグフレーション』がまた、今回のコロナでまた起こるかもしれません。

【物価上昇と賃金下落】

今回のマスクがいい例ですね。

需要が供給を上回り、マスク不足が起こり値段が上昇しました。

食料品も各国、輸出制限をかけたりして品薄になり、価格が上がっています。

コロナと戦争で貿易が滞り、いろいろな商品の供給が滞っています。

また、ロックダウンで消費が急激に減少し、失業者が増え賃金が下落しています。

景気が悪くなり、賃金が下がっているのに、物の値段が上がってしまう。

これが、『スタグフレーション』です。

では、不動産価格はどうなるのか?

原則は需要と供給で価格は決定します。(投機的な理由もありますが)

日本の人口はここ数年毎年40万人位減っています。あと空き家が840万戸もありますから、不足するとは考えにくいです。

銀座やキタ・ミナミは別として普通の住宅用地は、なかなか上昇する要因はなさそうですね。皆さんはどう考えますか?



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