最近、地震が多いですね。
阪神大震災を経験しているので、緊急時の備えを再点検しようと思っています。
ここで、火災保険とセットで加入する地震保険の大切な点を3つ紹介しておきます。
【余震で被害が拡大したら地震保険は?】
例えば、1回目の地震で一部損壊になり、その後の余震で全壊になってしまった時はどうなるんだろう?
少し、不安になりますよね。
一部損と全壊では、おりてくる保険金額も全然違います。
地震保険では、こう決められています。
「72時間以内に生じた2つ以上の地震は1つの地震とみなす。」
つまり、上の例で考えると、72時間以内の余震で全損になったのであれば、一度一部損の判定が出ていても全損扱いになると言う事です。
ただ、実務では大震災では72時間以内は人命が優先されるので、建物判定はもっと先になり正確な倒壊時期はなかなか判定できないでしょう。
【液状化で建物が傾いたら地震保険は?】
最近の建物は耐震基準が高く建物には、大きな損害が出ないケースもあります。
しかし、埋立地などで地盤が液状化して、家が傾いてしまった!
こんな場合でも地震保険はおりるのか?
結論から申し上げると、
木造のマイホームであれば、傾斜が1度を超える場合、沈下が30cmを超える場合には全損の判定となり保険金が支払われます。
【保険契約者が死亡したら地震保険はおりる?】
大震災では、家に地震保険をかけていた保険の契約者が亡くなってしまうこともあります。
こんな場合でも心配はいりません。
相続人が契約者の変更手続きを行い、保険金を請求することが出来ます。
【まとめ】
地震保険は主契約の火災保険の50%までしかかけられないので、家が全壊した場合は保険
金で家を再建することはできませんが、再出発のための費用として考えると加入する価値の
ある制度だと思います。
未加入の方は、この機会に検討してみるのもいいと思います。
飲料水や非常食だけでなく、地震保険についても準備をお薦めいたします。
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