テレビなどで、誰誰が養子を迎えたと言う報道を耳にすることがあります。
実は、この養子縁組は相続の節税対策になるのです。
どうして相続税の節税になるのかを、簡単に説明していきます。
基礎控除額が増える
相続税には基礎控除があります。
相続財産からだれでも差し引いてくれる金額です。
「3,000万円+600万円×法定相続人の数」
そうです。法定相続人の数が増えれば、この基礎控除の額が増加するのです。
養子を迎えることにより、法定相続人が増えるからですね。
但し、制限があります。
●実子がいる場合は普通養子1人まで
●実子がいない場合は普通養子2人まで
無制限に増やすことは出来ないようになっています。
※特別養子の場合は生みの親との親子関係を解消するので、実子とみなされ人数の制限はありません。
非課税枠の生命保険金が増える
基礎控除以外にも、受け取った生命保険金にも一定の非課税額があります。
「500万円×法定相続人の数」
ここでも、同じように法定相続人の数が増えることにより節税効果があるのです。
この他にも、死亡退職金の非課税枠も増えます。
一般的には、養子縁組はあまり馴染みがない制度ですが、節税の効果はあるんですね。
専門家のアドバイス受け、この制度を使うようにして下さい。
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